Haeundae
□釜山市は、市民の利便性を高め、政策の変化による不便と混乱を減らすため、市民の日常生活と密接に関係する6分野の72制度を盛り込んだ「2025年に変わる制度と施策」を発表した。
○ 世界経済危機など国内外の環境の不確実性が続き、地域経済が悪化している中、釜山市は各界層に応じた市民支援と様々な分野にわたる施策の推進により、市民が幸せな都市造りと民生安定に重点を置いた。
□6分野とは、➊経済・雇用・青年、➋都市・交通、➌保健・福祉、➍女性・出産・保育、➎安全・環境・衛生、➏文化・体育・観光であり、分野別の主な内容は以下の通りである。
□【経済・雇用・青年分野】
○ 小商工人の資金繰り改善のために1千800億ウォン規模の「ビタミンプラス」資金を設け、中・低信用者の融資限度額を8千万ウォンに拡大し、1%の利子差額を補填する。
○ 「釜山青年働く喜びのカード」の所得基準を緩和(青年本人の所得が月2百675千ウォン以下→月3百588千ウォン以下)し、支援規模を拡大(1,650人→2,000人)、「釜山青年喜びが2倍通帳」の支援規模を拡大(4,000人→6,000人)することで釜山青年の自立支援を強化する。
□【都市・交通分野】
○ 白楊トンネルの民間投資事業管理運営権の満了に伴い、2025年1月10日から白楊トンネルを無料化する。
○ 海雲台一帯の交通難解消と交通費の支払いをより便利にするため、2月1日から「広安大橋スマートトリングシステム」(全車路でハイパス 映像認識で料金徴収)を施行する。
○ 妊婦自動車標識を貼り付けた自動車に妊婦が搭乗し、証明資料を提示すると、公営駐車場の駐車料金が50%割引される。
□【保健・福祉分野】
○ 基礎生活受給者の選定基準緩和と生計支援金の引上げ、病院安心同行サービス及び退院患者ケアサービスの支援拡大など、釜山型ケアシステムを強化する。
○ 福祉の死角を解消するため、欠食の心配がある18歳未満の児童に十分な給食を提供すべく、欠食児童給食の最低単価を1食あたり9千5百ウォンに引上げする。
○ 賃貸被害賃借人のための住居安定支援金支援事業を新設し、2025年に暫定的に実施する。
□【女性・出産・保育分野】
○ 「釜山型産後調理費支援事業」を実施し、産婦の産後回復と新生児の養育を支援し、出産家庭の経済的負担軽減のために出生児1人当たり最大1百万ウォンの産後調理費を支援する。
○ ヌリ課程保育料の追加支援金と保育所必要経費支援事業の対象を拡大し、「釜山多子女教育支援ポイント事業」を改善(提出書類の簡素化、支給時期の短縮)する。
○ 釜山型子ども英語プログラム(ドゥルラルナルラク英語と遊ぼう)の推進規模を釜山全域のドゥルラルナルラク60ヵ所に拡大するなど、子育てしやすい環境づくりに注力する。
□【安全・環境・衛生分野】
○ 市民安全保険の保障項目に性暴力犯罪被害(満12歳以下)の補償を追加し、既存の保障項目の一部を拡大するなど、市民社会安全網をさらに強化する。
○ 公設埋葬施設(公園墓地、納骨施設)内のプラスチック造花の持ち込みと販売を禁止するなど、低炭素グリーン都市づくりに努める。
○ 釜山所在のすべての飲食店を対象に外国語メニュー表を制作・依頼できるプラットフォームを開設・運営し、グローバルハブ都市としての基盤づくりに取り組む。
□【文化・体育・観光分野】
○ 低所得者を対象に統合文化利用券の支援金額を引上げし(年間14万ウォン)、「釜山青年万ウォン文化パス」事業の支援人数と分野を拡大する。
○ 海など釜山ならではの屋外空間を活用した「釜山型読書文化祭り(仮称「野外図書館」)」を新設し、市民の積極的な文化生活享受を支援する。
□2025年から変わる制度・施策は、釜山市の公式サイト(https://www.busan.go.kr/ghbplan2025(韓国語)で確認することができ、詳細は施策別担当部署にお問い合わせください。
□朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山市長は「2025年は、現在の危機を懸命に乗り越えて釜山の新たなチャンスを作り、民生の安定に集中し、『市民幸福都市』の内実を固める一年になるだろう」とし、「このため、今後も日常生活に役立つ制度と政策を着実に発掘・施行し、『民生安定』と『市民幸福』に集中していきたい」と述べた。