Haeundae
□釜山市の子ども複合文化空間「ドゥルラクナルラク」への取り組みが、シティネット(アジア太平洋都市協力ネットワーク)と国連アジア太平洋経済社会理事会(UN ESCAP)の共同主管で行われる「第3回SDG都市アワード(SDG City Awards)」で、最高賞である大賞を受賞した。
○「SDG都市アワード」は、アジア太平洋地域の持続可能な発展目標を達成するべく、各都市の政策の中で優秀な事例を発掘し共有するためのグローバルアワードである。
○今年は「SDGとともにいきる:みんなのための未来」というテーマで、フィリピン・イロイロ市で開催された「第44次シティネット執行委員会」期間に、「SDG都市アワード」(11.19)が開催された。
<シティネット(CITYNET)の概要>
○正式名称 : 人の定住管理のための地方自治体地域ネットワーク)
○機構の成果:アジア・太平洋地域の持続可能な都市発展のための都市政府および国際NGO、政府傘下機構、研究所などで結成された国際機構(173会員)
○設立年度:1987年(釜山市は2006年に加入)※事務局所在地:ソウル
□特に、釜山子ども複合文化空間「ドゥルラクナルラク」は、「15分都市釜山」のコア事業として、今回の授賞式において、持続可能な都市開発と社会的包容性を高めた事例として注目を受け、アジア太平洋地域の革新水準、持続可能性、複製可能性、地域社会への影響を考慮して最優秀事例に選ばれた。
○応募した70以上の事業(原則、1都市1事業応募)のうち、14の政策事業が決選に進み、決選発表と専門家審査を通じて、釜山市の子ども向け複合文化空間「ドゥルラクナルラク」が今回のアワードの最高賞である大賞を受賞した。
□「ドゥルラクナルラク」は、地域内において活用度が低く老朽化した空きスペースを、子ども向けの様々なデジタルコンテンツとプログラムを提供するアナログ・デジタル融合空間として造成、地域別教育サービスの格差を解消し、地域定条件を改善する優れた都市革新政策であると評価された。
○また、複数機関の協業と市民達の積極的な参加も、「大賞」を受賞した原動力となった。
○今回受賞した政策事業は、他の都市が政策開発の際に参考できるようにシティネットの刊行物にも掲載され、このような事例の共有を通じて、「SDG都市アワード」の目標である「都市間の協力を促進し持続可能な発展」を達成できると期待される。
□シティネットは、1987年に国連アジア太平洋経済社会理事会(UN ESCAP)と国連開発計画(UN-Habitat、UN DP)が、アジア太平洋地域の持続可能な都市発展のために設立した国際機関である。
○都市政府、国際非政府組織(NGO)、政府傘下機構、研究所など173の会員が在籍しており、都市間の政策交流、連携網構築、国際空調などを進めている。
□ 朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長は「今回の受賞で、韓国だけでなく海外でも釜山子ども複合文化空間『ドゥルラクナルラク』政策の優秀性を認められ、釜山の『ドゥルラクナルラク』を世界に紹介し、その価値を広める機会となった」とし、「『ドゥルラクナルラク』は介護、教育、少子化、都市再生など多くの社会問題を解決できる解決策であり、今後も持続可能な未来のために、質の高い教育と環境を提供し、子どもたちが幸せに成長できるように最善を尽くしたい」と述べた。