Haeundae
□ 釜山市は、釜山市労働者総合福祉館(ヨンゼ区ヨンス路86)の地下1階に「釜山外国人労働者支援センター」(以下、センター)を開所したと発表しました。
□釜山外国人労働者支援センター(Busan Support Center for Foreign Workers)は、地域内の外国人労働者を体系的に支援するすることを専門とする支援機関です。釜山市は今年2月、韓国・雇用労働部の「外国人労働者の地域定着支援事業」に選ばれ、センターの設立を推進することとなりました。
○外国人の導入規模が拡大し、滞在期間も長期化している中、人口減少と少子化で人手不足が深刻化している地域産業にとって外国人労働者は重要な人的資源となっています。雇用労働部は彼らの安定した地域定着をサポートするため、自治体を対象に「外国人労働者地域定着支援事業」を推進しています。
○韓国政府の外国人人材導入拡大政策により、より多くの外国人人材の流入が予想されるため、行政に対する彼らの需要も徐々に多様化しています。これらの状況を踏まえ、外国人労働者専用支援機関の運営の必要性が高まっていました。
□今回開所したセンターは、韓国労働組合・釜山地域本部が運営を担当し、年間4億ウォン(国費2億ウォン、市費2億ウォン)の事業費を投入し、外国人労働者の地域長期滞在と地域社会の融合をサポートする労働関連相談や、韓国語・産業安全の教育、メンタリングなどのプログラムを運営します。
○プログラムの詳細を見ると、今年▲労働・雇用許可制度等に関する相談及び通訳支援、▲習熟度別の韓国語教育、▲母国とのコミュニケーション等を支援する情報化教育、▲安全な労働と日常生活のための産業・生活安全教育 ▲3K仕事に勤務する外国人労働者のメンタルヘルス等をサポートするための健康教育、▲地域住民または職場の同僚、長期居住外国人をメンターとして、地域に慣れていくようにサポートするメンターブリッジ(bridge)プログラム、▲韓国文化の体験及び無料健康検診プログラムなどで構成されています。
○これまで釜山外国人住民支援センターと釜山グローバルセンターが外国人労働者向け相談や韓国語教育等のサービスを提供してきましたが、事業所までのアクセスが悪い等、さまざまな理由で施設の利用が多少難しい面がありました。今回のセンター開所により、「訪れる相談及び韓国語教育」をサポートし、より多くの外国人労働者が実質的な支援を受けることが期待されます。
□センターの開所時間は日曜日~木曜日、午前9時~午後6時です。金曜日と土曜日、祝日は定休日となります。ただし、教育の円滑な運営のため、一部のコースは土曜日にも開催されます。
○韓国語と情報化コースは日曜日に開催します。産業安全、生活定着、健康などに関するコースは土曜日に開催されます。
□外国人労働者(ビザ種類:E-9、H-2)なら、誰でも当センターのプログラムに参加できます。相談などプログラムに参加をご希望される方は、センター(☏+82-51-868-7606)にお問い合わせください。
□一方、釜山外国人労働者支援センターの開所式は5月22日午前11時、当センターで開催されました。
□パク・ヒョンジュン釜山市長は、「今回開所した釜山外国人勤労者支援センターのさまざまなプログラムを通じて、地域に居住する外国人勤労者の多様な需要を満たすことができるだろう」とし、「釜山市は今後も地域の外国人勤労者の実質的な権益増進のためにさまざまな事業を推進し、釜山を名実ともにグローバルハブ都市にしていきたい」と述べました。
釜山外国人労働者支援センターの施設概要
○施設名称:釜山市外国人労働者支援センター(運営: 韓国労働組合総連盟・地域本部)
○ 所在地:釜山広域市ヨンゼ区ヨンス路86、釜山市動労者総合福祉館 地下1階
○主な施設:相談室、休憩室、集中相談室、情報化講義室
‣福祉館内の施設を活用:3階 大講堂、4階 講義室
○利用可能時間:日曜日~木曜日 9時~18時
※定休日:金・土・祝日
※韓国語、情報化以外の教育プログラムは土曜日に開催(スタッフ勤務;輪番制)。