Haeundae
□ 9月1日午前10時、機張(キジャン)郡東海(トンヘ)線オシリア駅で釜山型需要応答型(DRT)バス「TABARA(タバラ)」の開通式が開催された。
□ 需要応答型交通システム「DRT(Demand Responsive Transit)」は、運行時刻や経路は決められておらず、旅客の呼び出しに応じてリアルタイムで最適ルートを算出し柔軟に旅客運送を行う運行システムで、市内バスとタクシーの長所を融合した公共交通サービスだ。
○ 専用アプリでDRTを呼び出すと、現在地から目的地の最寄バス停までタクシーのように輸送してくれる便利なサービスで、公共交通の需要が多くない観光地や農漁村地域に適した旅客運送事業だ。
○ 利用者は市内バスと同料金でバスより早く目的地に到着することができ、運行事業者は呼び出しがあった時のみ運行を行うため燃料費等の削減につなげられる。
□ 今回、釜山市が導入するDRTは、3月に朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長が発表した「釜山型公共交通革新方案」3分野12課題に対する取り組みの一つだ。釜山型需要応答型(DRT)バス「TABARA(タバラ)*」は、2月に文化体育観光部の地域観光交通改善公募事業に選定され、その後、評価委員会、事業者の選定などを経て公開に至った。
*TABARA:釜山の方言「タバラ!(乗ってみて)」の発音をそのままローマ字表記して付けられた名称
□ TABARAは、現在、新たに観光地を造成中の機張郡を対象に1年間試験運行を行う。
○ 機張郡の主要拠点であるオシリア駅・機張駅、機張の主要観光地であるオシリア観光団地・五郎台(オランデ)公園・公須(コンス)マウル等、指定停留所15か所を対象に運行し、情報通信技術(ICT)と観光を融合させた特別な体験型観光サービスを提供する。
○ 9月末には外国人観光客向けの専用アプリサービスの販売も開始される。機張郡を訪れる海外からの観光客に対して観光や祭り等に関する幅広い情報提供を行うとともに需要応答型(DRT)サービスを提供し、さらに、ビジット釜山パス(外国人専用観光パス)等の外国人観光客向け商品との連携により他地域との差別化を図る。
□ 今回の事業推進により、市内バスが不足している機張オシリア地域の公共交通不足の解消だけでなく、近隣の観光地域において慢性的に問題となっていた交通渋滞や駐車場不足の緩和にも大きく役立つものと期待されている。
配車アプリで呼び出すと迎えに来てくれるバス「TABARA(タバラ)」
運行時間:8:00~22:00
運行地域:機張地域の観光地
運賃支払方法:交通カードのみ
代表電話番号:1811-2159
利用方法:専用アプリをインストール(QRコードを読み取り)-ログイン-目的地入力後、バス呼び出し
TABARA(タバラ)停留場: 公須(コンス)マウル、海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)、国立水産科学館、アナンティコブ(Ananti Cove)、五郎台(オランデ)、蓮花里(ヨンファリ)、大辺(テビョン)港入口、海雲台ビーチゴルフ&リゾート、東海(トンへ)線機張(キジャン)駅、機張市場、東海線オシリア駅、ロッテワールド、ロッテアウトレット、東部山観光団地、スカイラインルージュ釜山(SKYLINE Luge 釜山 )