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釜山市民公園釜山国際アートセンターに楽器の王様パイプオルガン設置

2023-02-22 153  ヒット
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국제아트센터,-파이프오르간 


今月19日、釜山市民公園に現在建設中の釜山国際アートセンター(Busan International Art Center)に設置するパイプオルガンのデザインが確定し、本格的な設置作業に入った。


韓国国内の公演場へのパイプオルガンの設置事例は、1978年の世宗(セジョン)文化会館(Sejong Center)、2016年のロッテコンサートホール(Lotte Concert Hall)、現在建設中の富川アートセンター(Bucheon Art Center)が挙げられる。今回の設置は非首都圏において初となり、地域間の文化格差の解消に繋がるものと期待されている。


パイプオルガンはオルガンの一種で、音階別に配列された様々な長さのパイプに風を送り空気圧で音を奏でる楽器で、その圧倒的な規模と多彩な音から「楽器の王様」とも呼ばれている。また、設計の段階から構造や用途に応じてオーダーメードで設置される。その過程が建築と類似していることから「作る」ではなく「建てる」と表現される。


釜山市は、昨年4月にパイプオルガン設置計画を樹立し、調達庁の外資購入入札を経て、10月にドイツのフライブルグ(Freiburger)の企業と契約を締結した。今回設置するパイプオルガンの規模は、▲パイプ4406個、▲ストップ(音色を選ぶスイッチ)62個、▲鍵盤4段で、市は、業者と設計者等が提案した10種のデザインの中から4種まで絞り込み、13日に開かれた「デザイン選定諮問委員会」で最終デザインを確定した。「候補の中で最も構成が整っており、左右対称の中心を捉えた構図が立体感と節制美を実現させ、モダンで音楽性に優れたデザインとなっている」点が高く評価された。


今後は、細部設計を行った後、2024年7月までにドイツで事前組立とヴォイシング(整音)作業等を行い、韓国に輸送後、2024年12月を目途に設置作業を完了させる計画だ。計28ヶ月に渡る製作・設置期間を経て、2025年の釜山国際アートセンター開館に合わせて市民に公開される予定だ。


釜山市文化体育局長は、「釜山国際アートセンターは、パイプオルガンの設置で世界最高水準のクラシック音楽専門のコンサートホールとしての地位を確立するだけでなく、地域間の文化格差の解消や芸術家の活動舞台の拡大等、市民の文化享有権を保障する基盤となるだろう」と伝えた。


釜山国際アートセンターは、延べ面積19,862㎡、地下1階、地上3階(総事業費約1048億ウォン)のクラシック音楽専門のコンサートホールだ。2021年1月に着工し、2024年の竣工、2025年の開館を目指し、現在、骨組み工事(全工程の30%)まで進行している。