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- 日中韓、北東アジア3国の経済協力を通じた超広域経済圏の形成 -
釜山市、「第20回 環黄海経済・技術交流会議」 の誘致確定
釜山市は、日中韓3カ国の産業担当機関が共同主催する国際会議「第20回環黄海経済・技術交流会議」の釜山への誘致が確定したことを明らかにした。
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの長期化により、日中韓の交流事業が中止またはオンライン化される等、国際交流事業の実施が制限されている。そのような中で、釜山市は、新たな経済交流や協力事業の展開で「超広域経済圏」の構築を目指す「環黄海経済・技術交流会議」の誘致を推進してきた。
市は、11月7月、ロッテホテル釜山にて「韓日産業技術協力財団」と「企業持続経営戦略セミナー」を共同開催した。また、11月1日にはソウルで開かれた「韓日(九州)経済協力会議」で、釜山市の日中韓経済協力事業の提案を行った。 このような積極的な誘致活動および産業通商資源部・韓日経済協会等との継続的な協議を経て、2022年の交流会議の釜山への誘致が実現化した。
「環黄海経済・技術交流会議」は、日中韓3カ国が持ち回りで開催する経済産業分野における国際会議だ。(2001年の福岡開催から2018年まで計18回、累積参加者数6,500人)
また、3カ国の資本・技術・人材等の地域資源を相互補完することにより、貿易・投資・産業技術及び地域間交流を促進してきた。実際に、3カ国間の域内貿易額は、約3.9倍(2001年の1,638億ドルから、2020年には6,381億ドル)の成長を遂げている。
市は、11月16日にオンライン開催された「第19回環黄海経済·技術交流会議」で、次回開催地となる釜山の紹介を行い、「2030釜山国際博覧会」の誘致に向け、日中両国の協力を引き出した。
「第20回環黄海経済・技術交流会議」では、韓国と九州地域間の投資誘致や人材交流事業等を推進する「韓日(九州)経済協力会議」の開催も予定されている。このような国際会議の開催を通じて、日中韓の経済協力をさらに強化し、「超広域経済圏」の拡大に向けて取り組んでいく方針だ。
お問い合わせ:外交通商課 051-888-4822