Haeundae
釜山市と科学技術情報通信部、ASEANとの「ICT産業」発展に向けた協力拠点
「韓国-ASEAN・ICT融合ビレッジ」開所
釜山市と科学技術情報通信部は、7月16日、「韓国-ASEAN・ICT融合ビレッジ(ASEAN-ROK ICT Convergence Village)」(以下「ICT融合ビレッジ」)を開所した。
ICT融合ビレッジは、メタバース(3次元仮想空間)時代を迎え、「韓国-ASEAN・ICT産業」の協力拠点かつ海外市場進出への足がかりとなることが期待されている。
「ICT融合ビレッジ」は、2019年の「韓国-ASEAN外交関係樹立30周年記念」及び韓国とASEANの戦略的パートナーシップ強化に向けて釜山で開催された「韓国-ASEAN特別首脳会議」に続く事業の一つで、仮想融合技術(以下「XR」)コンテンツ・サービス分野における韓国-ASEANの相互成長基盤の構築と交流拡大のために設けられた。
今後4年間、韓国-ASEANのXR分野での相互協力と相互繁栄の実現を目的に、▲XRコンテンツ制作のインフラ支援、▲韓国-ASEANの共同XR事業における課題の発掘及び支援、▲K-ASEAN XRアカデミーの運営によるエキスパートの養成を行う。
韓国のスタートアップ「エム・アンド・アンド・エイチ(Mn_nH)」の自社開発技術*によりつくられた「K-ASEANスタジオ」では、ダイナミックな360°立体型のXRコンテンツを国内外の企業が協業し制作できる。また、「リアルメーカー(REALMAKER)」で開発した5G基盤の「屋内外連続型ユーザー位置追跡システム」を用い、4万㎡の「APECナル公園」一帯の5G専用試験空間(テストベッド)で多様なARサービスの開発が可能だ。
*生き生きとしたリアルな質感(テクスチャ)を表現するため、カメラコントロールが容易な産業用カメラではなく、撮影用(DSLR)カメラを用い、コンテンツの圧縮・転送・復元に至る全過程において独自の技術を採用している。
今年の「韓-ASEAN XR共同プロジェクト」では、バンコク(タイ)のショッピングモールへのメタバース技術の導入、ベトナムの世界文化遺産「フエの建造物群」のXRコンテンツの開発等が推進される予定で、韓国のXR技術を基盤としたASEANとの優れた協力事例となることが期待されている。
お問い合わせ:人工知能ソフトウェア課 :051-888-4561
ASEAN-ROK ICT Convergence Village
位置:釜山広域市 海雲台区 センタム西路 7路 6(佑洞)
釜山映像ポストプロダクションセンター(AZworks)4階
電話番号:051-715-9121