Haeundae
釜山市は新型コロナウイルスに感染の疑いのある市民のため、全国初の防疫タクシーを運行する。運行は、釜山市1号加盟免許を取得した地元企業リラソフトの「トマトタクシー」が担う。
新型コロナウイルスの感染が疑われる市民が、診断や検査のため保健所を訪問する場合、中央災害対策本部の指針によると▲救急車を優先利用、▲救急車利用が困難な場合は自家用車または徒歩移動を原則としており、自動車や徒歩移動での保健所への移動が困難な場合は大変不便であった。
市民防疫推進団が中心となって防疫タクシーの導入を継続して要請したことを受け、市はタクシー内での飛沫を防止する遮断シートや消毒剤、マスクなどの防疫用品を支援するなど、防疫タクシーの発足に努めてきた。
トマトタクシー関係者は、運営業績は低調となるものと予想されるが、感染が疑われる場合でも負担なくご利用でき、タクシー運輸従事者のコロナ感染も防ぐという、付加サービスとして運営する方針だ。
トマトタクシーは、防疫指針を遵守しながら指定された車輌と従事者のみで運行し、保健所を中心に圏域別に配車する予定だ。22日から本格運行を開始し、3月から拡大運営となる。
防疫タクシーを利用する際は、トマトタクシーコールセンター(☎1668-1982)から電話予約をするか、モバイル「トマトタクシーアプリ」からの利用となる。モバイル予約は24時間可能だ。
料金は一般タクシーと同じであり、また防疫タクシーを利用する場合、自宅から目的地の保健所に到着して新型コロナウイルス診断検査を受ける間は待機料金がかからず、乗ってきた防疫タクシーをそのまま利用して自宅に戻ることができる。