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釜山市は、2018年12月18日、釜山市役所で「ルノーサムスン自動車(株)」、自動車車体部品の専門メーカーである「(株)ドンシンモテック」と電気自動車の生産設備の釜山移転のためのMOU(投資了解覚書)を締結した。
この日のMOUの締結式には、呉巨敦(オ・ゴドン)釜山市長、ルノーサムスン自動車(株) 代表取締役ドミニック・シニョラ(Dominique Signora)氏、(株)ドンシンモテック(Dongshin Motech)代表取締役イム・チュンウ氏と企業の役職員などが参加した。
MOUには、▲ルノーサムスン自動車は生産工場の提供と性能向上のための技術サポート、全体的なマーケティングを行い、▲ドンシンモテックは生産設備の買収と投資、地域の企業をパートナーとして参加させ、自動車産業の成長に向けて協力し、▲釜山市は円滑な投資のために、行政・財政的支援を約束するという内容が盛り込まれている。
今回の投資は、スペインのバリャドリードで生産されているルノーグループの電気自動車「トゥイジー(Twizy)」の生産設備などを釜山に移転・生産するためのもので、釜山で生産されたトゥイジーは国内販売及び国外へ輸出される。
ルノーサムスンと共同で電気自動車トゥイジーを生産する(株)ドンシンモテックは、1995年5月に設立された会社で金海に本社があり、咸安、密陽などに工場を所有し、車体とバッテリーパックを主力に生産している。海外ではインド、中国、ポーランドなどで工場を稼働している“強中小企業”として知られている。おもな取引先は、ルノーサムスン自動車、LG化学、フォードなどだ。